リモートワーク中、運動不足解消のために昼休みを利用して
百舌鳥古墳群の東側にある古墳巡りをしてきました。

寝つきが悪かった日の夜中に寝るのを諦め、
まだ訪れたことのない古墳を調べていたら
目に留まったのが今回訪れた『定の山古墳』。

公園になっていて登れる古墳と知り、興味を抱きました。

堺市にある古墳はほとんどが周濠や柵で囲まれているので、
立ち入りできる古墳は珍しく感じました。

定の山古墳は以前訪れた大型古墳・二サンザイ古墳の北方面にありました。

城の山公園という名称になり、古墳と言われなければただの丘と思う人がほとんどだと思います。

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まず目に飛び込んできたのが丸みを帯びた後円部でした。高さ7mの小さな丘です。

もともとは前方部が西向きの帆立貝型の前方後円墳だったようですが、
昭和43年から行われた土地区画整理事業によってその形は大きく変形してしまったようです。

昭和30年代までは古墳を囲む周濠の名残が残っていたとのこと。

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区画整理事業が完成した記念碑らしいです。

公園にする必要があったのかなとは正直思いますが、
公園にしたことで守られた古墳なのかもしれません。

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堺市にある古墳の前に必ず設置されているプレート。

これがあるから古墳と認識できるものも多々あります。

定の山古墳の規模は墳丘全長69m、後円部径約56m、高さ7m、前方部幅30m。

埋葬者は判明していませんが、埋葬施設と考えられる粘土状の塊が見つかっています。

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誰もいない丘に登ってみました。

木がトナカイのツノみたいに生えてました。

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7mの墳丘なので見晴らしはそこまで良くないです。

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南の方に二サンザイ古墳がチラッと見えました。

区画整理事業で消滅してしまった周濠からは朝顔形埴輪などの円筒埴輪や、
家形埴輪などの形象埴輪、須恵器が発見されています。

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円筒埴輪はこういうのです。写真は以前馬見丘陵公園で撮ったレプリカです。

定の山古墳を後にして、すぐ近くにある御廟表塚古墳に行ってみることにしました。

御廟表塚古墳についてはまた今度書きたいと思います。



所在地:堺市北区百舌鳥梅町1丁
最寄駅:各線中百舌鳥駅から徒歩5分
周辺史跡:二サンザイ古墳、御廟表塚古墳、百舌鳥八幡宮など
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リンガーハット(長崎ちゃんぽんのお店)の背後にこんもりした丘が見えますので、
それを目印にしたら分かりやすいと思います。

周辺の観光スポットの情報はこちら。
よろしければあわせてお読みください☺




それではまた。お読みくださりありがとうございました🌸

年の瀬ですが体調を崩さないようにお気をつけください。