明治6年に開園した浜寺公園は『日本の名松百選』に選ばれた松林がある公園

前回浜寺公園駅旧駅舎を紹介しましたが、今回はそのすぐ近くにある浜寺公園のお話です。

浜寺公園を訪れたのは2度目ですが、自転車では初めてです。

大阪市近辺からスタートした自転車旅ですが、北区を越え堺区を越えてようやく西区の浜寺公園に到着しました。

浜寺公園は堺市と高石市にまたがる公園なので、高石市にも足を踏み入れたことになります。

明治6年12月に開園した浜寺公園の大きな特徴は松林。

とにかく松の木だらけの公園です。

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万葉集では白砂青松の地として詠われているようです。

現在では5千本以上の松の木が植わっています。

園内には公園やスライダーのある大型プール、サイクリングロードなどもありますが大きなバラ園があるのが見どころのひとつだと思います。

バラ園近くにある古びた売店。

ここはもう少し若い人向けに改装されないかなぁと思っています。

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公園の正面入り口から入って、真っ直ぐ進むと正面にあるのがバラ園です。

見頃は年2回で春と秋頃。5月、10月頃に訪れると色とりどりのバラを鑑賞できます。

訪れたのは1月末でしたので園内は閑散としていました。

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250種6500株のバラが植えられていて、特にノイバラやハマナスなどの日本古来の品種が充実しているようです。

日本庭園風のエリアやヨーロッパ風のエリアなど、区画ごとに違った雰囲気が味わえます。

ほとんど枯れていましたが、少しだけ綺麗に咲いているものもありました。

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満開の時期に訪れたら見応えがあるだろうなと思います。

バラ園を抜けると海沿いの散歩道に出ます。

海沿いにも松の並木が続いています。

向こう岸にある工場の夜景を撮影に来るカメラマンが多いとか。

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真冬だったので海風が冷たくあまり長い時間いることはできませんでしたが、開放的でのんびり過ごしたくなる場所でした。

おじいさんを気遣いながら一緒に歩いている優しい犬の姿が印象的でした。

いつもこの辺りを散歩しているのでしょうか。

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浜寺公園は堺市出身の歌人・与謝野晶子とその夫・鉄幹の出会った場所としても知られています。

園内には与謝野晶子の歌碑が建てられています。

そのことを後で知ったのでまた次回にでも見てみようと思います。




自転車の長旅で足が疲れていたので公園のベンチで休憩。

ここの公園の遊具が可愛かったです。

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松林ではソロキャンプを楽しむ人の姿も見えました。

松林でキャンプというのも風情があって良さそうだなと思いました。

浜寺公園、疲れていなければもっと隅々まで散策したかったのですが帰路のことを考え早めに退散することに。

次回は浜寺公園駅旧駅舎のカフェがオープンしている時と、バラの見頃にあわせて訪れたいなと考えています。




-浜寺公園アクセス情報-

所在地:大阪府堺市西区浜寺公園町
最寄駅:阪堺線「浜寺駅前駅」から徒歩2分、南海線「浜寺公園駅」下車すぐ
下の地図で左端の緑色のエリアが浜寺公園です。

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