今回は阿保神社・屯倉神社・柴籬神社・我堂八幡宮・布忍神社と並んで松原開運六社めぐりの一社に数えられる阿麻美許曾神社を紹介します。
阿麻美許曾神社は松原にある神社の一つとされていますが、所在地を確認してみると『大阪市東住吉区矢田7丁目』となっています。

これは1704年に付近を流れる大和川の氾濫防止のために川が流れる方向を変える工事が行われた結果、松原市と東住吉区両方に位置していた矢田村が分断されてしまったからです。

現在この地域に住む氏子は松原市に住んでいますが、神社は大阪市東住吉区に位置しています。

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大きな鳥居の後ろにはかつて境内に寺院が置かれていた名残で山門が残されています。

山門は2ヶ所にあるようです。

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山門をくぐると目に飛び込んできたのが樹齢500年の大きな楠木です。

高さ6m以上はあるのではないでしょうか。

ここまで高さのある楠木を初めて見ました。

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ご神木として大切にされているようで、この木の前で足を止め祈りを捧げている人を何度か見かけました。

阿麻美許曾神社のご祭神は素盞嗚尊、天児屋根命、事代主命の3柱で開運厄除け・病気退散などのご利益があると言われています。

本殿は1960年に阿麻美造りという様式を用いて建立されたようです。

10世紀前半には延喜式社にも定められました。

境内には奈良時代の高僧・行基の安住の地と書かれた石碑がありました。

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行基はかつてこの地に住んでいたという言い伝えがあるようです。

神社北西にある大和川に架かる橋は『行基大橋』と呼ばれています。

境内には神馬の像も置かれていました。

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他にも様々な摂社が祀られていました。

こちらは奈良県橿原市にある橿原神宮の遥拝所。

橿原神宮は去年隣にある畝傍山には登ったんですが、神社には参拝しませんでした。

今年は数年ぶりに参拝したいと思っています。

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授与所には神社の方が常駐されているようで、御朱印をいただいている人も見かけました。

松原開運六社めぐりの一社としてお正月には賑わっていますが、普段から参拝客が絶えず賑やかで明るい印象を受けました。

〒546-0023 大阪府大阪市東住吉区矢田7丁目6−18