加太駅に到着してから徒歩で加太港を目指しました。12時発友ヶ島行きの船に乗る予定だったのでそれまで周辺を散策する予定でした。加太港までは地元の小中学生が作ってくれた道路表示などがあちこちにあるため、地図なしでも迷わず行くことができます。

時間があったので去年は前を通りすぎるだけだった『加太春日神社』に参拝しました。加太港付近の住宅地の中にある神社です。

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主祭神が天児屋根大神・武甕槌大神・経津主大神
配祀神が天照皇大御神・住吉大神
となっています。

主祭神の天児屋根大神(あめのこやねのみこと)は『言霊の神様』『祝詞の神様』と言われており、国家安泰・諸願成就・学業成就・開運厄除けなどにご利益があるそうです。

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加太春日神社の創建年は不詳ですが、檜皮葺の建築様式から安土桃山時代であることが推測されます。

羽柴秀長の家臣で和歌山城代を務めた桑山重晴が建立したと言われています。本殿は2015年に国指定建造物に登録されました。

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境内には様々な摂社がありました。こちらは白龍神社です。

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他にも稲荷神社、賽神神社、須佐神社、蛭子神社、八幡神社、八王子神社、布留神社などが祀られていました。

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こちらがえべっさんで有名な商売繁盛にご利益のある蛭子神社です。

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境内には水に浸して吉凶を占う『水占』ができる場所もあります。水占おみくじは本殿右横の授与所で購入することができるようです。

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境内には人はいませんでしたが、神社前は車や自転車がひっきりなしに行き交っていたので賑やかな印象を受けました。海が近いので大漁や航海の無事を祈願する祭りも開かれているようでした。

加太を訪れる人はジブリの『天空の城ラピュタ』のモデルになった友ヶ島を訪れるか、あるいは絶景を見ながら露天風呂に入り海の幸を楽しみに来る人が多いのではないかと思います。加太港から徒歩10分もかからないところにありますので、加太春日神社もあわせて参拝されることをおすすめします。