ちょうどお花見シーズンだったのと、星田妙見宮の隣に『妙見の観桜』と言われる桜の名所があったことから人出が多く境内も賑わっていました。

鳥居をくぐると『七曜星降星伝説』の説明書きがありました。この神社の創建とも関わりがあるのですが、空海がお祈りをしていると天から7つの星が降ってきてそのうちの1つは妙見山(この場所)に落下したと言われています。空海はその後、妙見山にある大岩のところで出会った仏様をお祀りしたのが始まりだそうです。

境内のあちこちに自分の生年から割り出される守護星にまつわる仏様が祀られています。自分のところにお参りすると良いようです。
星田妙見宮は神仏習合の神社でご祭神は以下の5柱になります。
天之御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ):宇宙の根源を司る神様
高皇産霊大神(タカミスビノオオカミ)と神皇産霊大神(カミムスビノオオカミ):日本神話で天地開闢の際に高天原に現れた神様
仏教では北辰妙見大菩薩
道教/陰陽道では太上神仙鎮宅霊符神
妙見山を切り拓いてつくられた参道を歩いていると山の中にいるのが感じられます。参道を進むと隕石落下地点が突き当りにありますが、そちらは最後に紹介します。
手水舎には二体の龍が。水はオートになっていました。
ここから階段を登って本殿に向かいました。途中休憩所もありますし、5分もあれば登れる程度の軽い坂です。
こちらが本殿です。本殿付近に社務所もありました。
本殿上部に龍の彫刻が施されていました。
本殿の後ろにまわると『織女(たなばた)石』と名付けられた大きな石が鎮座していました。これは落下した隕石の一部というわけではなく、七夕伝説の織姫を祀る石だそうです。毎年7月6日、7日には『妙見七夕祭』というお祭も開催されているらしいです。石というより巨大な岩のようでした。近づけないようになっていたので柵の隙間から覗き来んで見ました。
本殿に参拝した後、本殿背後にさらに道があることに気づき進んでみました。
すぐ手前には龍王社が祀られていました。何かと龍に関するものが目に入ってきます。
その奥には稲荷社がありました。実は今回お参りする前にYouTubeで星田妙見宮参拝動画を見ていたんですが、その投稿者の方は『ここの稲荷社は人を選ぶ』『近寄りがたいと思ったら近づかない方がいい』と言っていました。そんなことってあるのかなぁと思っていたんですが、特にそういうことは感じなかったので普通に参拝しました。
この稲荷社付近の山がいびつな形をしていたんですが、816年妙見山に隕石が落下した衝撃で山の大部分が吹き飛ばされ現在の馬蹄形になったと言われているようです。816年と言うと遥か昔のことすぎて全然実感が湧きません。
登りとは違う道を通り下山しましたが、最後に訪れたのが『登龍の滝』という隕石落下地点です。説明書きにはペルセウス座流星群のなかのスイフト・タットル彗星のかけらが滝壺に落ちたと推測されているようです。
隕石が落ちた場所だったり宇宙の根源を司る神様が祀られていたりと、何やらすごい場所なんだということは分かりました。YouTuberがここは波動がすごいとかしきりに言っていたので何かあるのでしょうか。いつかもう一度訪れて体感してみたいです。
星田妙見宮の地図
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